一眼カメラが気になるけど、スマホでもきれいな写真が撮れるし本当に必要なのかな。
なんで皆スマホじゃなくてわざわざカメラを買っているのかな。
実際に買った人は満足できているのかな。
写真を趣味にして始めたいと思っていても、高いお金を払う価値があるのか、自分の技術では今の性能が高いスマホのカメラと同じ写真しか取れないのではないか、そう考えている方も多いと思います。
実際に僕もそう考えていました。最近のスマホは本当に綺麗な写真が撮れます。
僕は最近新しいカメラを買いました。CanonのEOS R10です。APS-Cサイズのセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラです。購入時の価格は16万円でした。


でも、今ではもっと高いカメラにしても良かったかもな。と思うくらいに「カメラ」で撮る写真の魅力に憑りつかれ始めています。これは新しい趣味として確実に沼にはまれる要素があると確信しています。
この記事では、今カメラを買うか迷っている、少し前の僕と同じ立場であるあなたの背中を押したいと思っています。
カメラを買ったきっかけやEOS R10を選んだ理由、カメラを所持してからの感想を中心にお伝えしていきます。
通勤通学時に見ている風景や日常、地元の観光名所と呼ばれる場所は、確かに夕日がきれいだなとか、景色がきれいだよな、と思うこともありますが、ほとんど見過ごしていると思います。
でも、そんな日常がとても美しく見えるようになったら、今よりもちょっと幸せに感じるかもしれません。
そして、旅行などに出掛けたときに、思い出を今よりももっと美しく残せるかもしれません。
本格的なカメラにはそんな秘密がある気がします。
今、写真を趣味にするか迷っている方はぜひ最後まで読んでみてください。共にカメラを始めましょう!
カメラを買ったきっかけ
旅行の感動を写真で残したい

まずは僕がミラーレス一眼を買ったきっかけを話していきます。
カメラを購入するきっかけは人それぞれだと思いますが、僕の場合は旅行がきっかけです。
旅行に出かけることは年間に数回あります。特に国内旅行が中心です。その時に、いつもはスマホのカメラで写真を撮っていました。
現代ではスマホのカメラもとても画質が良く、“記録を残す”という意味ではとても優秀であると思います。
ただ、僕はせっかくの旅行の景色を、単なる“記録”ではなく、作品として残したいという願望が出てきました。
もっと構図や色味など細部にこだわって撮ることができれば、旅行を振り返った時にその場にいるときの感動が写真を通して感じることができるのではないかと考えたのです。
それは、Instagramで日本の絶景を発信している投稿を見たり、書店で旅行誌や風景写真集を見たときに特に強く思いました。
創作活動が好き

それに加えて、僕は創作活動が好きです。
なぜなら創作活動はどんどん自分の中で経験値がたまっていて成長する実感が肌で感じられるからです。
ここで言う創作活動とは、自分の創意工夫で表現して自分オリジナルの作品を作ることです。このブログやキャンプスタイルの確立、写真はこの部類だと考えています。
対義語として消費活動というものがあります。消費活動は、漫画やアニメ、ドラマ鑑賞やゲームなどがあげられると思います。
もちろん消費活動に該当する娯楽にハマることもあります。ですが、僕はどちらかというと消費活動は苦手で、あまり長続きしません。
僕は自分の好きな事を突き詰めて発信し共感を得たい欲があります。人間の本能ですね。笑
なぜ「EOS R10」を選んだのか?

次に、どんなカメラを選んだかについてお話しします。
今、少しEOS R10に興味がある方も、なぜそれを選んだのかが気になると思います。僕の体験談をお話します。
まずは僕の主観による総合評価です。スマホから初のミラーレス一眼を手にした視点で評価しています。
項目 | 評価 |
---|---|
見た目 | |
機能性 | |
携帯性 | |
拡張性 | |
所有欲を満たすか | |
総合満足度 |
買う際にEOS R10 と比較したカメラや、最終的に重視したポイント、実は少し後悔していることについてまとめていきます。
APS-Cセンサーで探索
前提として、僕はAPS-Cセンサーのミラーレスカメラを探すことにしました。
なぜなら予算の問題があるからです。
予算は15万円。
フルサイズももちろん欲しいですし、所有してみたいとか、撮ってみたいという気持ちはあります。
しかし、この物価高の影響もあるのか、どこのメーカーもめちゃくちゃ値段が高い..
なかなか「これからカメラを始めます」という人間がポンと出せる金額ではありません。なんなら結構ハイスペックのノートパソコンが買えるくらいの値段。
それならまずは必要十分だけどスマホに比べたら断然大きいセンサーとしてAPS-Cセンサーのカメラを探し始めたわけです。
APS-Cなら、比較的安価で、スマホと差別化ができる写真が撮れ、撮影技術も磨け、これから趣味として長く付き合っていけると思ったからです。
購入時に比較したカメラ
今カメラを探している皆さんは、カメラといえばどんなメーカーや機種のイメージがありますか?
僕は最初に検討したカメラとして、ニコンのz50,z50II,zfcがありました。

なぜニコンばかり見ていたかというと、「カメラといえばキヤノンかニコン」だと思っていたからです。
キヤノンは20年連続レンズ交換式カメラの世界シェアNo1の日本が誇る世界的企業ですし、ニコンも1948年からカメラを製造している歴史ある企業でプロ向け一眼レフの先駆者としての立ち位置があります。
でも当初はキヤノンが選択肢にありませんでした。なぜ最初に検討したカメラにキヤノンがなかったのか。それは、僕の中でキヤノンのイメージが、ファミリーや女性が使用しているものだったのです。
ニコンの方が男らしいかも。という単なる偏見です。笑
それに、カメラの機械としてのデザインもキヤノンは丸みを帯びている感じ、ニコンはゴツゴツした感じが男らしくてカッコよく感じていました。
他のメーカー、例えばソニーなどはなぜ考えなかったのかと思われそうですが、単純にデザインの好みです。個人的にはソニーの長方形の感じがあまり惹かれなかったのです。
ファインダーが真ん中に欲しかった。カメラといえば真ん中にファインダーがあるものという感覚で、ファインダーを除く行為を楽しみたかったのです。
ただ、デザインや性能的に考えると、予算さえあればソニーのα7Ⅳ(フルサイズ)はとても憧れのある一台です。
見た目はNikon Zfcが好みだったが…
具体的にz50,z50II,zfcに焦点を当てたのに、なぜキヤノンのEOS R10を買ったのかについて話します。
結論、カメラ屋さんの推しです。
マーケティングに踊らされていないか!?
そう感じるかもしれませんが、僕はカメラを探して人口30万人の市内の全てのカメラ屋、電気屋に行ったのではないかというくらいお店を回って、可能な限り店員さんに話を聞いてきました。
そこで気付かされたのは、「EOS R10の中身は(いい意味で)やばいものを積んでいる」ということです。
それはキヤノン好きの1人の店員さんがいうこともあるかもしれませんが、複数の店員さんにおすすめされました。
疑っているわけではないが、これは信憑性が高そう。
さらにYouTubeでもR10の中身の良さを強調している発信者が多かったのです。
元々は見た目的にニコンのカメラが好みです。zfcなんてレトロなデザインが超かっこいいです。なかなか手に入らなかった時期も長かったみたいです。
z50もニコンのエントリー機として評価の高いカメラです。z50IIは最新機種で話題になっていますし、発売当初は数ヶ月待ちの機種です。
でも結果的にEOS R10にしたのです。
EOS R10のどこに惹かれたのか

店員さんに話を聞き、帰って10時間以上EOS R10やその姉妹機種であるEOS R50、EOS R7などをネットで調べまくりました。
その中で見えてきたR10の魅力はこちらです。
- AF性能
- 企業としての実績・安心感
- 握りやすさ・軽さ
- レンズの汎用性の高さ
- 評価の高さ
予算15万、初心者、ハマるか不安、でもハマったら突き詰められる機種、こんな僕にはぴったりでした。

AF性能

キヤノンの機種はオートフォーカス性能が非常に高いことで有名です。
デュアルピクセルCMOS AF II
これが搭載されているのです。これだけでは何がすごいのかわからないと思いますが、簡単に言ったら
キヤノンの最上位モデルと同じシステムが入っている
ということです。
キヤノンは昔からAF性能が高いと言われていて、今も他社メーカーと比較するとトップクラスだそうです。
その中でも上位機種と同じものが入っているのです。
具体的には、以下のような特徴があります。
- 高速で精度の高いAF
- ほぼ全画面でAFできる
- 顔、瞳、動物、乗り物などの検出性能が高い
高精度で高速、かつ被写体検出の性能がとても高いです。
AF性能が高いことで何が良いの?と思われるかもしれません。
動く被写体を撮る時に重宝するのはわかると思いますが、具体的なシーンで言えば、人物撮影、動物撮影、スポーツ撮影、電車撮影などで使えます。
動く人物撮影は、子供を連想する方も多いと思いますが、大人をポートレート撮影する際もAFの性能が高いことによってより綺麗に写すのが簡単になります。
僕は実際にバスケットボールのBリーグ観戦に出かけて使用してみましたが、本当に狙った被写体にバチっとピントがあいました。ストレスなくスマホより何倍も良い写真が撮れました。
安心と信頼のメーカー
言わずもがな、キヤノンは世界に誇る日本のメーカーですから、信頼感は抜群です。
その理由の一つが、高い品質と耐久性です。厳格な品質管理のもとで製造されたカメラは、プロの過酷な撮影環境でも安定した性能を発揮し、長く愛用できます。
また、AF性能や色再現性の高さなど、写真撮影において重要な要素を徹底的に追求し、初心者からプロまで幅広いニーズに応えています。
さらに、全国に広がるサポート体制により、万が一のトラブル時でも迅速な対応が受けられ、安心して撮影を続けることができます。
キヤノンのカメラは、信頼できる技術とサポートに支えられた、一生のパートナーとなる存在です。
握りやすさ・軽さ
店頭で店員さんにおすすめされて、実際にEOS R10を握ってみました。
めちゃくちゃ手に馴染みます。
もはやカメラを見ていたら、気づいたらグリップを握っています。何度も握りたくなる「ちょうどいい」グリップです。
R10の下位機種であるR50なんかは男性の手では少し小さく感じるグリップです。でもR10は男性でもほとんど手を余すことなく握ることができます。
そして軽い。ボディだけで400グラム程度です。
例えるなら文庫本2冊分です。
これなら休みの日に持ち出すカメラとして、あまり気合を入れなくても良いです。
スマホからのステップアップとしてカメラを購入される方は、軽さは重視した方が良いと思います。
いきなり重いカメラを買ってしまうと、外に持ち出すハードルが高くなります。
カメラをこれから趣味で始める方は、持ち出しやすいものを選んだ方が良いと僕は考えました。
キットレンズの汎用性の高さ
このカメラ、キットレンズが初心者にとって最高のレンズでした。
R10では、2種類のキットレンズから選ぶことができます。
RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM
RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM
僕が選んだのは、RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMです。

何が違うのかと言うと、大きな違いはズームの幅の違いです。
18-150mmであれば、ほぼこれ一本で広角から望遠までなんでも撮れます。フルサイズ換算で29-240mmです。
評価の高さ
EOS R10は2022年に発売されたカメラですが、2025年の現在でも非常に人気な機種です。
Googleの評価を確認しました。

☆4.7 って。。驚異的じゃないですか。
詳細を確認するまでもなく、「良いカメラ」であることはこの評価を見れば一目瞭然です。
また、多くのフォトグラファーの方も高く評価しています。

使い始めて少し後悔していることもある
EOS R10がとても良いカメラであることは間違いありませんが、しばらく使っていて後悔しているポイントもいくつかあります。
- 防塵防滴がない
- デザインは「普通」
防塵防滴がない
買う前に知っておいてください。このカメラは防塵防滴がありません。
特に僕のようにキャンプに出掛けてたくさんカメラで写真を撮りたいという方は注意です。
キャンプに出掛けると砂埃や突然の雨などは避けられません。その時に防塵防滴性能がないR10は少し使いづらいです。
キヤノンの防塵防滴性能があるカメラとしては、R10 の上位機種であるR7があります。
デザインは「普通」
正直デザインはおしゃれというよりも、なじみ深い一眼カメラのデザインです。
だれもが見慣れたキヤノンらしいところはとても良い点ですが、普通と言えば普通です。
他社メーカーでは持っているだけでサマになるデザインのカメラもあります。
ニコンのZfcなんてその典型例ではないでしょうか。
飽きがこないデザインであることはとても良いことですが、オシャレなカメラを持ってみたい気も少しあります。
まとめ:控えめに言って最高の買い物
EOS R10を買って後悔しているポイントもいくつかありますが、総合的に見たらとても良い買い物をしたと思っています。
なによりスマホのカメラでは表現できない写真が撮れることに感動しますし、何より「カメラで写真を撮る」という体験そのものが楽しい。露出や構図、被写体との距離、背景整理など、、カメラで写真を撮るときにはスマホで写真を撮っていた時とは全く違う思考回路になっています。それがこれまでの人生では味わってこなかったことなので刺激になっています。
決して安い買い物ではありませんが、人生の経験の一つとして「カメラ」を買ってみてはいかがでしょうか。特にEOS R10はおすすめです。
