キャンプギアは色々あるけど、どうせ買うなら失敗したくない
キャンプは荷物が多くて疲れてきた
キャンプ道具は買ってもすぐに使わなくなってしまうものがあります。せっかくソロキャンプを初めても、荷物が多くてキャンプに飽きてしまう方は多いです。
僕は、アウトドア未経験からキャンプを初めて2年で、キャンプに30万円以上かけました。その中でいらないものと本当にいるものがわかってきたので紹介します。
他のサイト等では「必要なもの」として紹介しているものも、実際にはあまり使わないものがあります。
僕は、「キャンプで使わなかったものは次から持っていない」をルールにしてソロキャンプをしてみたところ、どんどんいるものが減っていき、キャンプがラクになりました。
- これからソロキャンプを始める方
- ギア選びに失敗したくない方
- なるべくコスパを重視してキャンプをしたい方
ぜひ参考にしてみてください。
結局ソロキャンパーは荷物を減らしたがる
ソロキャンパーは荷物を減らす傾向にあります。ソロキャンプは言わずもがな、全て一人で設営、撤収、料理、焚き火などをします。
実は、これらはキャンプの中でも結構労力を使います。
キャンプはオシャレにやりたい。
そう思われる方もいるかもしれません。たしかにキャンプ道具をたくさん使って、インスタ映えするオシャレなキャンプも魅力的です。
しかし、多くのソロキャンパーは
自然を手軽に楽しみたい
だんだんとそう思ってきます。
僕自身もまだキャンプを初めて2年ですが、
- 設営撤収が面倒
- キャンプ道具を買うにはお金がかかる
こんな観点から道具を減らしたくなり、現在では自分が思う必要最低限の道具でキャンプをしています。
キャンプを始めて2年目の厳冬期にこんなキャンプをしていますが結構快適です。ボーイスカウトやアウトドアは未経験からキャンプを始めましたが意外といけるもんです。
これから道具をそろえようとしている方も、必要な道具を厳選して、選ぶべきものはしっかりと選んでお金をかければ、快適に身軽なキャンプを楽しむことができます。
これから道具をそろえる人が失敗しない方法を考えた
「本当にいるもの」を明確にするために厳選
僕がキャンプ道具を減らしていった方法として、
「今回使わなかった道具は、次回のキャンプに持っていかない」
そう決めてみました。1年間くらい続けた結果、冬でも全てバックパックに収まるバックパックキャンプができるようになりました。
以前は以下のように、コンテナにたっぷりと荷物を詰め込んで、さらに椅子、クーラーボックス、着替え、薪などを持って行っていました。ソロなのに車に道具がぎっしりの状態でした。
これでは設営・撤収の前に、車に荷物を詰め込む時点で疲労困憊(こんぱい)です。
理想のキャンプスタイルを想像する
自分の理想のキャンプスタイルはありますか?
明確にイメージできるキャンプスタイルがあれば、無駄なく道具を揃えられます。
たとえば
- ギアをたくさんそろえるけど統一感を出すおしゃれスタイル
- ギアはバックパックに収めて野営に出掛けるブッシュクラフトスタイル
- 登山でテント泊をするためにキャンプをするアルパインスタイル
こんなものがあります。
InstagramなどのSNSでは、そのスタイルに精通したキャンパーがたくさんいます。
誰か1人をモデルにして道具をそろえていくのは、無駄が少なくて良い1つの方法です。
いらないもの:大きい、荷物になる
では本題に入っていきます。
ソロキャンプでは、荷物の積み込み、設営、撤収に労力をかけると、だんだんとキャンプが楽しくなくなっていきます。
当たり前かと思うかもしれませんが、
- 大きいもの
- 荷物になるもの
これらは買わないのがベターです。
いらないものまとめはこちらです。
- 安いLEDランタン
- 重い椅子
- コット
- ガスランタン
- 高いカトラリー
- ペグハンマー
値段や快適さはバランスが大事です。
具体的には?
安いLEDランタン
僕は最初、「ランタンは安いものでいいや」と思って以下のような激安LEDランタンを購入しました。
始めたころは、「安くても明るくていいなあ」
そう思っていました。
しかし、キャンプを重ねるごとに、「でかい、重い、電池持たない。。」と感じるようになりました。実は、こういったランタンは、サイズが大きいうえに、単一電池が3本も必要です。
超重量級。
購入して3ヶ月でおさらばしました。
今では以下のような、軽量・コンパクトで充電式のLEDランタンと単4電池式のヘッドライトを使っています。
ヘッドライトは両手が自由になり、顔を向けた方向が明るくなるので超おすすめしています。
重い椅子
椅子は重いものから軽いものまでありますが、ソロキャンプに重い椅子は選ばないようにしましょう。
僕は最初、「キャンプ中は椅子に座る時間が長いから大きくても快適なものが良い」と思っていました。
そこで、最初にしては結構お金をかけてこんな椅子を購入。
たしかにこの椅子はめちゃくちゃ座り心地がよくて快適です。
しかし、とにかくでかくて重い。。
見た目もソロキャンプにはあまり合わない。。
ソロキャンプでは1年も使いませんでした。ただ、椅子自体はとても良い商品なので積載に余裕のあるグルキャンでは今でも使っています。
そこで僕が新たに購入したのが以下のようなグラウンドチェアです。
重量は1キロ未満で超コンパクトになります。正直これでも全然快適。ヘリノックス等は高いので手が出しづらいですが、Moom lenceは格安でコスパが良いのでおすすめです。
コット
コットとは、簡易ベッドのようなものです。コットも大きくて重いので基本的にはいりません。
僕はキャンプを始めたころ、とあるブログで
「寝床は快適にしたほうが良い」という記事を見ました。
そこで、ベッドのようになるコットは必要だろうと思い購入しました。
たしかに寝心地はフォームマットに比べれば良いですし、地面がどんな状態でも寝床にできるのは魅力的です。
でも、一般的なキャンプ場で実際にコットが必要な状況はほとんどないんですよね。キャンプサイトはしっかり整地されていて平らです。
それに、地面から浮いていても冬は寒さをしのげません。
買った時はとてもワクワクしたギアの一つですが、使わなくなってしまいました。
一方で、寝床として断然おすすめなのが、エアーマットです。
- 軽量
- コンパクト
- 寝心地が良い
3拍子そろっています。
断熱性を示すR値が6を超えるものもあり、真冬でも底冷えを全く感じません。冬用ですらバックパックに収まるのでどこにでも持っていけます。
以下のエアーマットを使っています。これを使い始めてから冬キャンプに行くのが楽しくなりました。
ガスランタン
炎のロマンを感じたくてOD缶を使うガスランタンを購入したことがありますが、1回で使わなくなりました。
なぜなら、
- 風に弱い
このたった一つの理由です。
せっかく火をつけたのに風速1mくらいでもフッと消えてしまいます。
ガスランタンはテント内で使うのは良いかもしれませんが、外でのキャンプでは使い所がありません。
商品によって耐風性能は異なるとは思いますが、風が吹き込みやすいガスランタンは注意です。
少しサイズが大きくてもオイルランタンがおすすめです。
オイルランタンは炎が安定するのがメリットです。多少の風があっても炎の美しさを十分に堪能することができます。
カメヤマオイルランタンは他の主要オイルランタンメーカーよりも
- 軽量
- シンプル
- 格安
なので気に入って使っています。
高いカトラリー
カトラリーとはフォークやスプーン、箸などのことです。カトラリーは無駄に値段が高いギアの1つです。
元々そこまで重くないしかさばらないので、わざわざ大手アウトドアメーカーの商品を使う必要はありません。
キャンプに慣れてきて、コンパクトなカトラリーにロマンを求めるくらいになったら買いましょう。
カトラリーは正直、100均や割り箸で十分です。
僕はユニフレームの「カラカト」という商品を使っています。カラカトは割と格安でコンパクトになるカトラリーなので、クッカー内に収納できるのは非常に良いポイントですが、他のギアよりもコスパは良くないです。
ペグハンマー
ペグを打つときに必要と思われるペグハンマーも、ソロキャンプならいりません。
なぜなら、
- ソロキャンプに使うペグの数は多くない
- ハンマーなしでも刺さる可能性が高い
- 薪で代用可能
以上の理由です。
確かにペグハンマーがあるとペグを打つのは楽です。でも、ペグハンマーって意外と大きいし重くて荷物になるんですよね。600~700gはあります。
ソロキャンプに使うペグは多くても15-20本です。そこまで多くないのでわざわざペグハンマーで打たなくてもすぐに終わります。
実は、ハンマーなしでも刺さる環境のキャンプ場が多いです。砂利サイトでは固い地面であることがあるかもしれませんが、キャンプ場のほとんどは草地か土です。草地や土のサイトはペグハンマーなしでもペグは刺さります。
ハンマーがなくても薪は持っていくでしょう。薪でペグを打てば良いです。
僕自身もペグハンマーを買いましたが、ソロではもう使っていません。グルキャンでは楽をするために使っていますが、ソロでは必要がないことに気づきました。ソロではなるべく荷物を減らしたほうがキャンプが楽しいし長続きします。
いらないキャンプ道具があるあなたへ
いるもの:ないと危険、命に係わる
逆に、必要なものの基準は以下のようなものです。
- ないと危険を伴う
- 命に関わる
いらないものまとめはこちらです。
- テント
- グラウンドシート
- シュラフ
- マット
- クッカー
- 割りばし
- 革手袋
- 火消し袋
- コンパクトなLEDランタン
- コンパクトな焚き火台
分類としては、居住空間、寝具、食事、焚き火関連が主なものです。
キャンプの日の夜はしっかり眠れないと睡眠不足で翌日の生活、運転などに影響が出て危険です。
火の取り扱いも気を付けなければ事故のリスクがあります。いざという時に対応できるような道具は必須です。特に直火でキャンプをするときには特に注意が必要です。
また、コンパクトなものを選んだほうが、買いなおすことがなく、最終的なコスパは良いと考えています。
椅子やテーブルがないけどいいの?
と思われるかもしれませんが、ソロキャンプを始める際に椅子やテーブルは必須なものではありません。しかも、椅子やテーブルはキャンプを経験するごとに趣味嗜好が変わってくるものなので使わなくなるリスクも大きいです。
むしろ、ソロテントの前で地べたに座って、薪をテーブルにしたほうが初心者感がなくてサマになります。
まとめ:慎重に選ばないと余計にお金がかかるので注意
多くのソロキャンパーは軽量・コンパクト化を目指します。
それは、一人で積み込み、設営、撤収をすることが想像以上に大変だからです。キャンプの醍醐味は自然と一体化して遊ぶことです。
大きいもの、重いものはなるべく避けるようにしてください。自分の理想とするキャンプスタイルのモデルを一人見つけてマネをしていくのも良い方法です。
初めに安いものを買っても、大きい、重いものであるといずれ買いなおす可能性が高いです。最終的なコスパは悪くなってしまうので注意です。
本当に必要なものにお金をかけて、必要のないものは買わない。
これがもっとも賢いキャンプギアのそろえ方ではないかと思います。